監修者
治療を提供する際には、安全を最優先に考え、ひとつひとつの治療法を慎重に検討しています。
お悩みやご要望に真摯に向き合い、総合的な視点から診察と治療を行います。
ー経歴ー
- 2004年:久留米大学医学部医学科 卒業
- 2024年:レディアス美容クリニック恵比寿 理事長就任
ー資格ー
- 日本整形外科学会認定専門医
- 日本整形外科学会認定リハビリ医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定スポーツ医
- 日本リハビリテーション学会専門医
- 日本人工関節学会認定医
- 麻酔科標榜医
ー所属ー
- 日本整形外科学会
- 日本人工関節学会
- 日本リハビリテーション学会
- 日本美容皮膚科学会
シミ・肝斑治療や口内炎・喉の痛みの改善、止血などに使用されるトラネキサム酸。
さまざまな症状に効果があるため服用している方が多い薬ですが、病院に行く暇がないなどの理由で、処方薬ではなく薬局で買いたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、トラネキサム酸が薬局で買えるのか、解説します。
また、このような美容に役立つ情報は当院の公式LINEアカウントでも配信しています。
毎月お得なクーポンも配布していますので、美容に関する情報を収集するツールとして、ぜひお役立てください。
目次
トラネキサム酸とは
トラネキサム酸は、人工合成されたアミノ酸の一種です。
そもそも身体には「プラスミン」という、シミや肝斑の生成を促進したり、のどに炎症を起こしたりなど、さまざまな悪影響をもたらす物質が活性化していない状態で存在します。
トラネキサム酸を服用することで活性化されたプラスミンの働きが抑制されます。
そのため、シミ・肝斑の治療や口内炎やのどの痛みの治療・止血剤・歯磨き粉など、身近な薬や製品に広く使われています。
また、トラネキサム酸に関しては下記の記事でも詳しく解説しています。
トラネキサム酸は薬局で買える?
トラネキサム酸は、風邪や口内炎・扁桃腺の改善薬、シミ・肝斑の改善薬として、薬局でも手軽に購入することが可能です。
ちなみに、肝斑の治療薬としてはじめて市販薬として認められた薬でもあります。
市販薬と処方薬の違い
薬局などで購入できる市販薬も、医師の診察を受けて手に入れる処方薬も、もちろん同じ成分(トラネキサム酸)が配合されています。
しかし市販薬と処方薬を比較すると、処方薬のほうが市販薬よりもトラネキサム酸の含有量が多いという特徴があります。
そのため、より高い効果を実感したい方は、市販薬よりも処方薬を服用することをおすすめします。
トラネキサム酸の副作用・注意点
トラネキサム酸を服用することによる副作用は、ほとんどありません。
しかし、稀に食欲不振や胸焼け・吐き気・下痢・発疹などの症状が出ることがあります。
そのような症状が出た方は服用を中止し、クリニックを受診してください。
また、トラネキサム酸を服用することで白髪が増えるという噂話がありますが、医学的根拠はありませんのでご安心ください。
ただし、以下に当てはまる方はトラネキサム酸の服用ができない可能性があります。
必ず医師や薬剤師に相談の上、トラネキサム酸を服用するようにしてください。
- 血液凝固障害のある方
- 血栓があらわれる危険性がある方
- 妊娠中の方・授乳中の方
- 脳梗塞や心筋梗塞を患っている方、ご家族に既往歴のある方
- 腎不全の方
- ピルを内服中の方
当院のオンライン診療について
レディアス美容クリニック恵比寿では、トラネキサム酸の内服薬をオンライン診療でも処方しております。
トラネキサム酸の内服薬を試してみたい方や、自宅から手軽に内服薬を取り寄せたい方などは、是非公式LINEアカウントから当院のオンライン診療をご利用ください。
また、当院の公式LINEアカウントでは、美容に役立つ情報の配信や人気の施術をお得に受けることができるクーポンの配布をしています。
オンライン診療をご検討している方もそうでない方も、ご登録をお待ちしております。
シミや肝斑ができる原因
シミは、紫外線などが原因でお肌がダメージを受けることでメラニンが生成され、発生します。
また肝斑は、ホルモンバランスの乱れなどが原因でメラニンの生成が高まり、発生すると考えられています。
そして、メラニンは通常ターンオーバーによって排出されていきますが、ターンオーバーが乱れているとメラニンが排出されず、顔にシミや肝斑として残ってしまいます。
トラネキサム酸のシミ・肝斑への効果
シミや肝斑の元となるメラニンは、メラノサイトという細胞から生成されますが、メラノサイトはプラスミンが発生することで活性化されてしまいます。
そのため、トラネキサム酸を服用しプラスミンの働きを抑制することで、メラノサイトの働きも抑制されますので、シミ・肝斑の改善を期待することができます。
トラネキサム酸のその他の効果
トラネキサム酸の服用により、シミ・肝斑の改善以外にも、のどの痛み・口内炎の改善、止血効果を期待することができます。
のどの痛み・口内炎の改善効果
ウイルスなどに感染するとプラスミンが発生し、炎症や痛みを発生させてしまいます。
しかしトラネキサム酸を服用するとプラスミンの働きが抑制されるため、のどや口内炎などの炎症や痛みを抑えることができます。
止血効果
出血すると血小板が集まり止血されますが、プラスミンが活性化すると、固まった血液を溶かしてしまいます。
しかしトラネキサム酸を服用しプラスミンの働きを抑制することで、血液が溶かされないため、怪我や生理の出血を抑えることができます。
まとめ
トラネキサム酸は幅広い薬や製品に使用されており、薬局などでも手軽に購入することができます。
しかし薬局で購入できる市販薬は、病院で処方された処方薬よりもトラネキサム酸の含有量が少ないためご注意ください。
より高い効果を実感したい方には、市販薬ではなく処方薬の服用をおすすめします。
レディアス美容クリニック恵比寿の公式LINEアカウントでは、このような美容に役立つ情報を定期的に配信しています。
更に、毎月さまざまな施術をお得に受けることができるクーポンの配布もしていますので、美容に関してお悩みがある方や施術をご検討している方は、ぜひご登録ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。