ハイドロキノンは妊娠中・授乳中に使用することができない?

スキンケア

妊娠中はシミや黒ずみが増えやすくなりますので、どうにかしたいと悩む方が多くいらっしゃいます。

ハイドロキノンは自宅で色素沈着をケアする薬ですので、頻繁にクリニックに通わなくて良い分、出かけるのが億劫な妊娠中にも試してみたいと考える方も。

ところで、ハイドロキノンは妊娠中や授乳中に使用しても問題ないのでしょうか。

この記事では、ハイドロキノンの妊娠中や授乳中の使用について解説します。

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ハイドロキノンとは

ハイドロキノンとは、「ヒドロキノン」という、食品にも含まれる天然の化合物が主成分の美白剤です。

ハイドロキノンを使用すると、メラニンの生成が抑制されたり、メラニンの元となる細胞を減少させることができ、その美白作用は他の有名な美白剤の約10倍~100倍あるとされています。

またハイドロキノンは、美白作用の強さから「お肌の漂白剤」と言われています。

ハイドロキノンについては、下記の記事でも解説しています。

ハイドロキノンとは?効果や使い方、副作用と合わせて解説します

ハイドロキノンの妊娠中・授乳中の使用

ハイドロキノンの妊娠中・授乳中の使用については、控えていただくようお願いしております。

実は、ハイドロキノンを妊娠中・授乳中に使用することについて、直接的な影響は報告されておりません。

しかし、妊娠中や授乳中はお肌が敏感になっており、トラブルを起こしやすいですし、妊娠中は母親が体内に取り込んだものが胎盤を通して赤ちゃんに送られるため、メラニンの生成を抑制するハイドロキノンの作用が赤ちゃんに影響する可能性は、ゼロではありません。

そのため、妊娠中・授乳中のハイドロキノンの使用は、やめておいたほうが良いでしょう。

妊娠中にシミや黒ずみが増える理由

そもそも妊娠中にシミや黒ずみが増える理由は、ホルモンバランスの乱れによるものです。

妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの量が急増します。

このように女性ホルモンが急増すると、メラニンを作る細胞である「メラノサイト」が活性化してしまうため、シミや黒ずみが増えたり、肝斑が濃くなってしまうのです。

妊娠中の色素沈着ケア

妊娠中に増えたシミ・黒ずみや、濃くなってしまった肝斑は、産後徐々に薄くなっていきます。

しかし、どうにか予防できないかと悩む方もいらっしゃいますよね。

妊娠中は、メラニンが生成されないように紫外線対策を徹底したり、肌のバリア機能を強化するために保湿を徹底することで、色素沈着を最低限に抑えることができます。

また、それでも増えてしまった色素沈着がなかなか消えないようでしたら、授乳が終わった後でしたら症状に合わせて治療することができますので、お気軽にご相談ください。

当院のオンライン診療について

レディアス美容クリニック恵比寿では、ハイドロキノンをオンライン診療でも処方しております。

ハイドロキノンを試してみたい方や、自宅から手軽に薬を取り寄せたい方などは、是非公式LINEアカウントから当院のオンライン診療をご利用ください。

また、当院の公式LINEアカウントでは、美容に役立つ情報の配信や人気の施術をお得に受けることができるクーポンの配布をしています。

オンライン診療をご検討している方もそうでない方も、ご登録をお待ちしております。

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンを使用することで、以下のような効果を期待することができます。

  • シミ・肝斑改善
  • ニキビ跡改善
  • 茶クマ改善
  • 美白

また、ハイドロキノンと合わせて処方することが多い薬が、ビタミンA誘導体である「トレチノイン」です。

トレチノインはターンオーバーを促進する作用があり、ハイドロキノンとは違う角度から色素沈着を改善することができるため、併用することで相乗効果を期待できます。

また、トレチノインには以下の効果を期待することができます。

  • 色素沈着改善
  • ハリ・ツヤ改善
  • 小じわ改善

ハイドロキノンの使用方法

ハイドロキノンは、夜、洗顔後にスキンケアを終えた後に塗布します。

トレチノインと併用する場合は、トレチノインを塗布してからハイドロキノンを塗布しましょう。

傷がある箇所には使用することができません。

また、ハイドロキノンは使用方法を誤ると重大な副作用に繋がりかねませんので、5~6ヶ月使用したら2~3ヶ月の休薬期間を設けるなど、医師や薬剤師が指示する使用方法を守りましょう。

ハイドロキノンの副作用・注意点

ハイドロキノンは刺激が強い薬ですので、赤みや皮剥け、ヒリヒリ感などの副作用が出ることがあります。

使いはじめてから2週間ほどがピークで、その後はだんだんと落ち着いてきますが、赤みが長引く場合や、我慢できない痛みが続く場合などは、クリニックを受診しましょう。

また、通常クリニックでは濃度4%以下のハイドロキノンを処方しますが、濃度5%以上のハイドロキノンを使用することで白斑が現れたり、休薬期間を設けずにハイドロキノンを使用し続けることで、組織黒変症になってしまうおそれがあります。

使用の際には、必ず医師や薬剤師の指示に従いましょう。

まとめ

ハイドロキノンにはメラニンの生成を抑制する作用がありますが、母体が取り込んだものが胎盤を通じて赤ちゃんに影響する妊娠中は、ハイドロキノンを使用することで赤ちゃんに影響を及ぼす影響が無いとは言い切れないため、妊娠中にハイドロキノンを使用することは推奨しません。

また、妊娠中や授乳中はホルモンバランスが乱れており、肌トラブルを起こしやすいため、そういった意味でもハイドロキノンの使用は控えたほうが良いでしょう。

妊娠中・授乳中に増えた色素沈着は、産後徐々に収まりますが、それでも気になってしまうようでしたら、授乳終了後にクリニックに来院いただけましたら、一人ひとりに合った施術をご案内いたします。

レディアス美容クリニック恵比寿の公式LINEアカウントでは、このような美容に役立つ情報を定期的に配信しています。

更に、毎月さまざまな施術をお得に受けることができるクーポンの配布もしていますので、美容に関してお悩みがある方や施術をご検討している方は、ぜひご登録ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。