美白効果が高く、きれいなお肌を手に入れたい多くの方が使用するハイドロキノン。
しかし、ネットでハイドロキノンについて調べていると、ハイドロキノンを使用して余計にお肌が黒くなった、シミが濃くなった、などといった口コミを目にして、不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、なぜハイドロキノンを使用するとお肌が黒くなったり、シミが濃くなってしまうのか、解説します。
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ハイドロキノンとは
ハイドロキノンとは、食品にも含まれる「ヒドロキノン」という天然の化合物が主成分の薬です。
元々は美白剤ではなく、写真の現像剤などとして古くから使用されていましたが、その後美白作用が発見され、日本では2002年から美白剤として使用されるようになりました。
ハイドロキノンを塗布すると、シミや色素沈着のもととなるメラニンの生成を抑制することができ、特に紫外線由来のシミや、色素沈着してしまったニキビ跡の改善に効果を期待することができます。
また、ハイドロキノンは「お肌の漂白剤」と呼ばれるほど高い美白効果があります。
ハイドロキノンについては、下記の記事でも解説しています。
ハイドロキノンとは？効果や使い方、副作用と合わせて解説します
ハイドロキノンで肌が黒くなる？
美肌を目指してハイドロキノンを使用するはずが、逆に肌が黒くなってしまう、ということはあり得るのでしょうか？
ハイドロキノンは、5～6ヶ月塗布したら、2～3ヶ月の休薬期間を設けるのが一般的です。
しかし、医師の指示に従わずにハイドロキノンを長期間続けて塗布してしまったことで、逆に肌が黒くなってしまう「組織黒変症（Ochronosis」になってしまうことが、欧米で問題になっています。
このような症状は、医師から処方されたハイドロキノンを正しく使用すれば起こりませんので、ご安心ください。
ハイドロキノンでシミが余計に濃くなることも？
ハイドロキノンの使用期間中に紫外線を浴びると、ハイドロキノンを塗布した部分のシミや色素沈着が逆に濃くなってしまうことがあります。
そのため、日焼け止めを使用したり、日傘を使用するなど、紫外線対策を徹底するようにしましょう。
ハイドロキノンの使い方
ハイドロキノンは、一日一回、夜の洗顔後に、化粧水や乳液を塗布したあと、使用します。
顔全体に使用する製品とシミの部分のみに使用する製品があります。
処方をうけたクリニックの指示に従って塗布しましょう。
また、妊娠中や授乳中の方、妊娠の可能性がある方は、ハイドロキノンを使用することができませんのでご注意ください。
当院のオンライン診療について
レディアス美容クリニック恵比寿では、ハイドロキノンをオンライン診療でも処方しております。
ハイドロキノンを試してみたい方や、自宅から手軽に薬を取り寄せたい方などは、是非公式LINEアカウントから当院のオンライン診療をご利用ください。
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トレチノインの併用
トレチノインとは、ビタミンA誘導体の薬です。
ターンオーバー作用が高く、ハイドロキノンとは違うアプローチでシミや色素沈着を改善することができるため、よくハイドロキノンと一緒に処方されます。
また、トレチノインと併用する際には、トレチノイン→ハイドロキノンの順で塗布します。
ハイドロキノンとトレチノインの併用については、下記の記事でも詳しく解説しています。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンは、美白効果が高い一方、刺激が強いため赤みやヒリヒリ感などの副作用が出てしまいますが、2週間をピークにだんだんと落ち着いていきます。
また、濃度5％以上のハイドロキノンを使用することで、白斑が出てしまうことがあります。
しかし、日本のクリニックで処方されるハイドロキノンは、基本的に濃度4%以下なので、白斑が出ることはほとんど無いため、ご安心ください。
ハイドロキノンの赤みについては、下記の記事でも解説しています。
ハイドロキノンは副作用で赤みが出る？原因や効果と合わせて解説
ハイドロキノンの注意点
ハイドロキノンは、使用方法を誤ってしまうと副作用に繋がったり、かえって肌が黒くなってしまうことがあります。
そのため、ネットなどで購入するのではなく、必ずクリニックで処方されたハイドロキノンを使用しましょう。
また、処方されたハイドロキノンは半年以内に使い切り、使いきれなかった分は処分します。
まとめ
ハイドロキノンを長期間使用すると、かえって肌が黒くなってしまうことがあります。
また、ハイドロキノンの使用期間中に紫外線を浴びてしまうと、シミや色素沈着が濃くなってしまうことがありますので、ご注意ください。
ハイドロキノンは正しく使用すれば安全な薬ですので、使用については必ず医師や薬剤師の指示に従うようにしましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
