監修者
治療を提供する際には、安全を最優先に考え、ひとつひとつの治療法を慎重に検討しています。
お悩みやご要望に真摯に向き合い、総合的な視点から診察と治療を行います。
ー経歴ー
- 2004年:久留米大学医学部医学科 卒業
- 2024年:レディアス美容クリニック恵比寿 理事長就任
ー資格ー
- 日本整形外科学会認定専門医
- 日本整形外科学会認定リハビリ医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定スポーツ医
- 日本リハビリテーション学会専門医
- 日本人工関節学会認定医
- 麻酔科標榜医
ー所属ー
- 日本整形外科学会
- 日本人工関節学会
- 日本リハビリテーション学会
- 日本美容皮膚科学会
シミやくすみ・ほくろ・ニキビ跡・タトゥーなどを除去する際の施術「ピコレーザー」に種類があるのはご存知でしょうか?
ピコレーザーはお悩みに沿って適切なレーザーを照射しなければ、効果を感じることができません。
しかし、それぞれのお悩みごとにどのレーザーを照射すれば良いのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ピコレーザーの種類や機械・シミやタトゥーなどを除去するメカニズムについて解説します。
また、このような美容に役立つ情報は当院の公式LINEアカウントでも配信しています。
毎月お得なクーポンも配布していますので、美容に関する情報を収集するツールとして、ぜひお役立てください。
目次
ピコレーザーとは
ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)という短い時間にパワーの強いレーザーを照射し、色素を破壊したり、肌質改善をする施術です。
ピコ秒のみの照射なので、従来のレーザーと比較すると熱による肌ダメージや痛みがほとんど無いことが特徴で、熱ではなく衝撃波で色素を破壊しています。
また従来のレーザーよりも強いパワーで照射しているため、施術回数は従来の半分以下で抑えることができますし、熱による影響を最小限に抑えているので、照射箇所が色素沈着を起こしてしまうリスクが少なくなります。
ピコレーザーの種類
ピコレーザーは、大きく3種類の治療方法に分類されます。
それぞれのお悩みに合わせて適切なレーザーを照射する必要がありますので、ここではピコレーザーの種類をお悩み別に解説します。
ピコスポット照射でシミ・タトゥー除去
ピコスポットはメラニンやタトゥーなどの「色素」に対してパワーの強いレーザーを照射し、色素を衝撃波で細かく砕き破壊する施術です。
シミ・タトゥー・アートメイクの除去に使用されており、個人差もありますがシミの治療では1回でも効果を感じることができます。
ピコトーニングで肝斑やくすみ除去
ピコトーニングは低出力のレーザーを顔全体に照射することで、くすみを改善し美白を手に入れることができる施術です。
また、従来のレーザーでは治療することができなかった肝斑や薄いシミ・そばかすにアプローチすることもできます。
個人差はありますが、肝斑や薄いシミ・そばかすの改善に一番効果がある施術が「ピコトーニング」です。
ピコフラクショナルレーザーでニキビ跡・小ジワ改善
ピコフラクショナルは肌の深部にフラクショナル状(点状)にレーザーを照射し、真皮を刺激することでコラーゲンやエラスチン生成を促進する施術です。
ニキビ跡や毛穴の開き・小ジワを改善することができます。
当院の公式LINEアカウントについて
レディアス美容クリニック恵比寿の公式LINEアカウントでは、美容に役立つ情報の配信や人気の施術をお得に受けることができるクーポンの配布をしています。
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ピコレーザーの機械
レディアス美容クリニック恵比寿では、「エンライトンSR」という最新のピコレーザー医療機器を使用してレーザーを照射しています。
エンライトンSRとは
エンライトンSRはアメリカでキュテラ社から2018年5月に発売された、日本の厚労省の認可を取得している最新のピコレーザー医療機器です。
SRはSkin Revitalizationの頭文字をとった略で、「肌再生」という意味を持ちます。
従来は「Qスイッチレーザー」という医療機器が主流でしたが、エンライトンSRはQスイッチレーザーの照射時間のナノ秒(10億分の1秒)よりも短いピコ秒(1兆分の1秒)の照射時間に抑えることにより、熱によるダメージを抑えて肌に照射することが可能になりました。
エンライトンSRの特徴
エンライトンSRの大きな特徴は、下記の3つです。
- 肌ダメージを最小限に抑えることができる
- 色素のみを破壊することができる
- カラーにも対応している
肌ダメージを最小限に抑えることができる
レーザーの照射時間は長ければ長いほど肌が熱によるダメージを負います。
エンライトンSRは照射時間をピコ秒に抑え、衝撃波でメラニンなどの色素を破壊することができるため、肌へのダメージが限りなく少ない状態で照射することができます。
そのためダウンタイムはほとんど無く、照射の痛みは輪ゴムではじかれる程度で済みます。
色素のみを破壊することができる
従来のレーザーは熱によって色素だけでなく、周りの組織も傷つけてしまいました。
しかし、エンライトンSRは色素のみを効率的に粉砕することができ、またシミを治療するための施術回数は従来の半分程度に抑えることができます。
カラーにも対応している
従来のレーザーは赤色やオレンジなどの暖色系の色味や、緑色や紫色などの寒色系の色味には反応しなかったため、黒や紺色以外の色味は除去することができませんでした。
ピコレーザーは、複数の波長を使い分けることによって今まで除去することができなかったさまざまなカラーも除去することが可能になりました。
また、タトゥーだけでなくアートメイクも除去することができます。
ピコレーザーのメカニズム
まず、ひとえにシミやそばかすと言ってもメラニン色素の増加具合や深さがそれぞれ違いますので、ひとつひとつの症状に合わせて適切な波長や照射方法などを機械で設定します。
メラニンなどの色素だけをピンポイントで照射・破壊した後は、身体の代謝によってメラニン色素が排出・分解されるのを待ちます。
その間、ピコスポットの場合は薄いかさぶたができる場合もあります。
そしてメラニンなどの色素が代謝により排出されると、徐々にシミなどが改善されていくメカニズムで治療しています。
ピコレーザーのデメリット
最後にピコレーザーのデメリットを解説します。
ピコレーザーの施術中は、輪ゴムではじかれる程度の痛みを感じます。
また、施術後ニキビや肌荒れが一時的に悪化する場合があったり、ごくまれに火傷のような症状が出る場合があります。
肌荒れがなかなか収まらない場合や火傷のような症状が出てしまった場合は、直ちに施術を受けたクリニックを再診してください。
ピコスポットの施術を受けた場合のみかさぶたができる場合がありますが、1~2週間程度で自然と剥がれ落ちます。
ピコレーザーの注意事項
以下の方は、施術を受けることができない可能性があります。
カウンセリング時に必ず医師にお伝えください。
- 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方・授乳中の方
- 光線過敏症の方、光感受性を高める薬を使用している方
- 照射箇所に日焼けをしている方
- 照射箇所にアトピーや炎症性のニキビがある方
- 照射箇所に火傷やケロイド・傷がある方
また、施術後は保湿と紫外線防止を心がけ、施術箇所を強くこすらないようにご注意ください。
まとめ
ピコレーザーは従来のレーザー治療と比較し、効率よく色素を破壊することができる施術です。
また、お悩みやシミの具合により照射するレーザーの種類や波長などが変わってきますので、必ずきちんとカウンセリングをおこなうクリニックで施術をしましょう。
シミや肝斑・くすみ・ニキビ跡などをエンライトンSRで治療してみたい方は、是非お気軽にお問い合わせください。
そしてレディアス美容クリニック恵比寿の公式LINEアカウントでは、このような美容に役立つ情報を定期的に配信しています。
更に、毎月さまざまな施術をお得に受けることができるクーポンの配布もしていますので、美容に関してお悩みがある方や施術をご検討している方は、ぜひご登録ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。