ヒルドイドには種類があります！使い方と合わせて解説

日本人に広く知られているヒルドイド。

実はヒルドイドは1種類だけでなく、ジェネリック医薬品も合わせると全部で9種類あるのはご存知でしたでしょうか？

この記事では、ヒルドイドの種類と使い分け、使い方について解説します。

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ヒルドイドとは

ヒルドイドとは、ヘパリン類似物質という、人の肝臓で作られる「ヘパリン」に似た作用を持つ物質が主成分の外用薬です。

ヘパリン類似物質には、塗布すると皮膚の細胞の保水力を上げる作用があるため、ヒルドイドは乾燥を根本から改善することができます。

また保湿作用以外にも、血行促進作用や抗炎症作用があるため、さまざまな方に広く使用されています。

そして、ヒルドイドと似た商品に「ヘパリン類似物質」という商品がありますが、これはヒルドイドのジェネリック医薬品です。

配合されている成分は同様ですが、テクスチャーなどに違いがありますので、後ほど解説します。

また、ヒルドイドについては下記の記事でも解説しています。

ヒルドイドの基本情報！効果や使い方・副作用などを解説します

ヒルドイドの種類

ヒルドイドには、ソフト軟膏・クリーム・ローション・フォームの4種類あります。

ヒルドイドソフト軟膏

ヒルドイドソフト軟膏は、ヒルドイド製品の中で一番広く知られている製品です。

白いクリームがピンクのチューブの中に入っています。

また、油分がメインで作られているため、他のヒルドイド製品と比較して最も油分が多く、伸びは良くありませんが保湿力や塗布した箇所への密着度が高くなっています。

そして、他の塗布薬と比較すると低刺激なヒルドイドですが、ヒルドイドソフト軟膏が最も低刺激ですので、お肌が弱い方にもおすすめです。

ヒルドイドクリーム

ヒルドイドクリームは、白と赤のチューブの中に入っています。

中身はソフト軟膏と同じ白いクリームですが、ヒルドイドクリームは水分メインで作られているため、軟膏よりも伸びがよく、塗りやすい商品です。

ヒルドイドローション

ヒルドイドローションは、乳液のようにさらさらとしたテクスチャーです。

伸びがよく、毛が生えているところにも使用することができるため、使い勝手の良い商品です。

ただし、稀にヒルドイドローションを使用して刺激を感じる方もいらっしゃいます。

ヒルドイドフォーム

ヒルドイドフォームは缶に入っており、噴出すると泡状になっています。

時間が経つと泡が液状化し、伸びやすく、広範囲に塗布することができます。

また、ヒルドイドフォームは他のヒルドイド製品と比較し、一番さっぱりとしたテクスチャーです。

ヘパリン類似物質の種類

ヘパリン類似物質には、ヒルドイドよりも1商品多く、5種類あります。

ヘパリン類似物質油性クリーム

ヘパリン類似物質油性クリームは、ヒルドイドソフト軟膏のジェネリック医薬品です。

テクスチャーや使用感は、ヒルドイドソフト軟膏と同様です。

ヘパリン類似物質クリーム

ヘパリン類似物質クリームは、ヒルドイドクリームのジェネリック医薬品です。

テクスチャーや使用感は、ヒルドイドクリームと同様です。

ヘパリン類似物質ローション

ヘパリン類似物質ローションは、ヒルドイドローションのジェネリック医薬品です。

ヒルドイドローションよりも水っぽく、乳液というよりも化粧水に近いテクスチャーです。

ヘパリン類似物質外用泡状スプレー

ヘパリン類似物質外用泡状スプレーは、ヒルドイドフォームのジェネリック医薬品です。

テクスチャーや使用感は、ヒルドイドフォームと同様です。

ヘパリン類似物質外用スプレー

ヘパリン類似物質外用スプレーは、ジェネリック医薬品にしかない商品です。

噴出するとミスト状の液体が出てきます。

また、逆さまにして噴出することも可能ですので、背中など手が届きにくい場所をしっかりと保湿することができます。

当院のオンライン診療について

レディアス美容クリニック恵比寿では、ヒルドイドをオンライン診療でも処方しております。

ヒルドイドを試してみたい方や、自宅から手軽に薬を取り寄せたい方などは、是非公式LINEアカウントから当院のオンライン診療をご利用ください。

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ヒルドイドの使い方

ヒルドイドは、一日数回、気になる箇所に直接塗布するか、ガーゼなどを使用して塗布します。

製品によってテクスチャーが違いますので、季節や塗る箇所によって使い分けると良いでしょう。

例えば、汗をよくかく季節にはローションなどさらっとしたテクスチャーの商品、冬などの乾燥しやすい季節にはソフト軟膏などの油分が多い商品がおすすめです。

また、顔や頭部に塗布する場合はローションやフォーム、手や肘などにしっかり塗布したい場合はソフト軟膏やクリームがおすすめです。

そして、ヒルドイドは赤ちゃんの保湿剤として処方することもあるため、生まれたばかりの赤ちゃんでも使用することができますが、乾燥しているからといって大人が使用しているヒルドイドを使うことはせず、必ず赤ちゃん用に処方されたヒルドイドを使用してください。

ヒルドイドの効果

ヒルドイドを使用することで、以下のような効果を期待することができます。

• 乾燥肌改善
• 乾燥由来の諸症状改善
• 血行不良改善
• 血行不良由来のしもやけ・打ち身改善
• ケロイド改善
• お肌の炎症改善

また、ヒルドイドの効果については、下記の記事でも解説しています。

ヒルドイドの効果は？使い方や注意点も解説

ヒルドイドの副作用

ヒルドイドには副作用はほとんどありません。

しかし稀に、刺激や赤み、発疹、皮膚炎などの症状が現れることがあります。

このような症状に気づいた場合はただちに使用を中止し、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

ヒルドイドの禁忌

ヒルドイドには、血行促進作用があります。

そのため、以下に当てはまる方はヒルドイドを使用することができません。

• 血友病の方
• 血小板減少症の方
• 紫斑病の方
• わずかな出血でも大事になってしまう方

また、傷口に直接塗ることも避けましょう。

まとめ

ヒルドイドには、ジェネリック医薬品と合わせて9種類あり、それぞれ油分やテクスチャーなどに違いがあります。

そのため、患部の状態や塗布する季節、塗布する場所などによって使い分けをすることがおすすめです。

どのヒルドイド商品が良いか悩んだら、医師や薬剤師に相談してみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。