スキンケア

ヒルドイドを使うと将来たるむ?気になる噂について解説します

乾燥を改善するための外用薬として、広く使われているヒルドイド。

ヒルドイドには4種類ありますが、それぞれテクスチャーや油分に違いがあり、中には顔に塗ることに適した商品もあります。

しかし、ネットで「ヒルドイドを使うと将来たるむ」という噂話が出回っているため、使用をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ヒルドイドを使うと将来たるむのかどうか、解説します。

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ヒルドイドとは

ヒルドイドとは保湿力に優れた外用薬で、「ヘパリン類似物質」という、肝臓で作られるヘパリンに似た作用を持つ物質が主成分です。

ヘパリン類似物質には、保湿作用以外に、血行促進作用や抗炎症作用があるため、ヒルドイドはさまざまなお肌の悩みを持つ方に広く使用されています。

また、ヒルドイドと似た外用薬に「ヘパリン類似物質」というものがありますが、ヘパリン類似物質はヒルドイドのジェネリック医薬品です。

ヒルドイドについては、下記の記事でも解説しています。

ヒルドイドの基本情報!効果や使い方・副作用などを解説します

ヒルドイドを使うと将来たるむ?

ネットなどで、「ヒルドイドを使うと将来たるむ」という噂話がありますが、このような話には医学的根拠が一切ないのでご安心ください。

では、なぜこのような噂話が出回っているのでしょうか?

恐らく、ヒルドイドの「線維芽細胞増殖抑制作用」が関係していると思われます。

線維芽細胞とは、火傷などにより皮膚に傷ができた時に、コラーゲンを作ることで傷を修復する細胞のことですが、炎症が長引いてしまったり、コラーゲンが過剰に作られてしまい、ケロイドになってしまいます。

そのような症状の方は、ヒルドイドを塗布することで線維芽細胞の増殖が抑制されるため、ケロイドを改善することができるのです。

この「線維芽細胞増殖抑制作用」は、過剰に生成されたコラーゲンのみを抑制するものですので、お肌に必要なコラーゲンは抑制されないのですが、コラーゲンの生成を抑制=肌がたるむ という考えに至り、ヒルドイドを使うと将来たるむ、という噂が出てきたのではないかと考えます。

ヒルドイドの副作用

ヒルドイドを使用することによる副作用は、基本的にはありません。

しかし、稀に赤みや発疹・過敏症などの副作用がみられることがあります。

そのため、ヒルドイドを初めて使う際には少量塗って様子を見てみると安心です。

また、万が一副作用が出てしまった場合はただちに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

当院のオンライン診療について

レディアス美容クリニック恵比寿では、ヒルドイドをオンライン診療でも処方しております。

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ヒルドイドの効果

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には、以下3つの作用があります。

  • 保湿作用
  • 血行促進作用
  • 抗炎症作用

そのため、塗布することで以下の効果を期待することができます。

  • 乾燥肌改善
  • 乾燥由来の諸症状改善
  • 血行不良改善
  • 血行不良由来のしもやけ・打ち身改善
  • ケロイド改善
  • お肌の炎症改善

また、ヒルドイドの効果については以下の記事でも解説しています。

ヒルドイドの効果は?使い方や注意点も解説

ヒルドイドの使い方・注意点

ヒルドイドは1日1~数回、適量を、直接またはガーゼを使って塗布します。

大人だけではなく赤ちゃんの保湿剤として処方することもありますが、赤ちゃんに使う際にも、大人が使う際にも、必ず処方されたヒルドイドを、用法用量を守ってご使用ください。

また、傷口がある箇所には塗布することができません。

そして、ヒルドイドには血行促進作用があるため、以下にあてはまる方はヒルドイドを使用することができませんので、ご注意ください。

  • 血友病
  • 血小板減少症
  • 紫斑病
  • わずかな出血でもリスクがある方

まとめ

ヒルドイドを使用すると将来たるむ、という噂話がありますが、そのようなことはありませんのでご安心ください。

恐らくはコラーゲンの過剰生成を抑制する作用があることが、コラーゲン自体の生成が抑制されることと勘違いされ、噂話になってしまったのではないかと考えますが、あくまでも過剰生成分の抑制ですので、コラーゲンの必要量の生成が抑制されるわけではありません。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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