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毛周期とは?効果的な脱毛との関係性とベストな施術間隔【医師監修】

当記事はレディアス美容クリニック恵比寿の理事長が記事監修・スタッフが記事作成しております。

医療脱毛について調べていると、『毛周期』という言葉をよく目にするのではないでしょうか?

『毛周期』ってなに?

効果的な脱毛の施術間隔は?

脱毛と毛周期の関係とは?

この記事では、医療脱毛を行っていくにあたり知っておきたい毛周期についてを詳しくご紹介していきます。

毛周期を理解していれば、効率的かつ効果的な脱毛を進めていくことができますよ。

脱毛に興味がある方、検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

治療を提供する際には、安全を最優先に考え、ひとつひとつの治療法を慎重に検討しています。
お悩みやご要望に真摯に向き合い、総合的な視点から診察と治療を行います。

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目次

毛周期とは?効果的な脱毛と関係ないって本当?

ここでは『毛周期』について解説していきます。

効果的な脱毛を行うためには、毛周期を理解しておくことが大切です。

  • そもそも毛周期とは?わかりやすく説明!
  • 効果的な脱毛ができる毛周期の期間は「成長期」
  • 「退行期」「休止期」の毛はレーザーに反応しづらい
  • 「成長期」の毛は毛穴の10~20%

そもそも毛周期とは?わかりやすく説明!

毛周期とは、毛の生え始め~抜け落ちるまでのサイクルのことです。

これらのサイクルは3つの段階に分けられ、それぞれを『成長期』『退行期』『休止期』といいます。

成長期

成長期の毛は最も毛が長く太く成長する段階です。

成長前期成長後期に分けられ、成長前期は毛根の毛母細胞が毛乳頭からの指示により細胞分裂し、毛が増えます。

成長後期は、毛が成長し皮膚表面に出る段階の状態です。

退行期

毛の成長が止まり、徐々に毛が細く弱くなっていきます。

そして次第に毛根から毛が離れ、自然と抜け落ちていく段階のことです。

休止期

退行期を経て毛が抜け落ちると、毛根や毛乳頭が次の新しい毛を生やすための準備期間に入ります。

個人差がありますが、数か月~数年は準備期間の状態になり、休止状態になっているのです。

あくまでも休止している状態であり、毛根や毛乳頭などの組織は時期が来れば再び活動を始め、再び成長期の段階に入ります。

効果的な脱毛ができる毛周期の期間は「成長期」

成長期の段階にある毛は、メラニン色素が多く含まれているため最も脱毛効果が出やすいです。

医療脱毛レーザーは毛の黒い色素(メラニン色素)に反応し、熱を発して毛根を破壊するため、メラニン色素が多い成長期の毛はレーザーが反応しやすく脱毛効果が出やすいのです。

「退行期」「休止期」の毛はレーザーに反応しづらい

退行期や休止期は、毛が弱くなり毛根から離れてしまっている状態です。

毛根から離れている毛に対してレーザーを照射しても毛根にほとんど作用せず、脱毛効果が減少してしまいます。

「成長期」の毛は毛穴の10~20%

体毛はたくさん生えていますが、成長期の段階の毛は全体の10~20%程度だと言われています。

つまり、ほとんどの毛が退行期か休止期ということです。

いずれ退行期や休止期を経て再び10~20%の成長期の毛が生えてくることになりますが、この段階に移行するタイミングでレーザーを照射することで、徐々にムダ毛を減らしていきます。

10~20%ずつしか成長期の毛が生えてこないので、永久脱毛完了までに何度も施術を行う必要があり時間がかかるのです。

効果的な脱毛をするには毛周期に合わせた施術が大切

できるだけ少ない回数で効率よく脱毛をするには、毛周期に合わせて施術を行うのが大切です。

ここでは部位ごとの毛周期や、ベストな施術間隔、永久脱毛完了までの回数について解説しています。

  • 全身・ワキ・脚・足・VIO・顔の毛周期の期間一覧
  • 医療脱毛のベストな施術間隔は「1~3か月に1回」のペース
  • 永久脱毛完了までの回数は8回~10回ほど

全身・ワキ・脚・足・VIO・顔の毛周期の期間一覧

毛周期のサイクルは体の部位によって異なるため、部位ごとの毛周期に合わせて脱毛を行うことが大切です。

下記に毛周期の期間を表にまとめました。

脱毛部位毛周期成長期の毛の割合
全身約2ヶ月20%
ワキ約2ヶ月~3ヶ月30%
約3ヶ月~4ヶ月20%
約1.5ヶ月~2ヶ月20%
VIO約1.5ヶ月~2ヶ月30%
約1ヶ月~2ヶ月20%
※体調や肌トラブルの有無によって変動あり。時期はあくまでも目安です。

医療脱毛のベストな施術間隔は「1~3か月に1回」のペース

医療脱毛の施術間隔は、1~3ヶ月に1回のペースがベストです。

1~3ヶ月のペースで進めていくと、脱毛が完了するまでは約1年から1年半ほどかかります。

施術する部位によっては間隔が変動する場合がありますので、上記の表を参考にしたり、クリニックのアドバイスや指導に従ってください。

1~3ヶ月と間隔を空ける理由は、毛周期に合わせて効果的に脱毛するためです。

毛は成長期・退行期・休止期の3つのサイクルがあり、約2~3ヶ月で繰り返されています。

レーザーは成長期の毛にのみ高い効果を発揮するため、1~3ヶ月の間隔を空けるペースで脱毛を進めていくのがベストなのです。

永久脱毛完了までの回数は8回~10回ほど

永久脱毛完了までの回数は、8~10回程度です。

毛の太さ、毛量、肌質、部位によっても異なりますが、永久脱毛完了までの平均的な回数は8~10回といえるでしょう。

VIOやワキなど太く濃い毛が密集している部位は回数が多く必要になる場合がありますが、腕など比較的薄い毛が多い部位は少なく済むこともあります。

間隔をあけすぎた場合の脱毛効果への影響は?

脱毛施術の間隔をあけすぎてしまうと、毛が退行期に入り脱毛効果が十分に発揮できなくなる場合があります。

医療脱毛のレーザーは成長期の毛に対して高い効果を発揮できるものなので、毛が退行期に入ってしまうと効果が減少してしまうのです。

間隔をあけすぎたことで、それまでに行った施術の効果が無駄になってしまう心配はありませんが、一度間隔をあけると脱毛間隔が乱れ、適切な間隔での脱毛を行えなくなってしまいます。

効率的かつ効果的に脱毛を進めていくためにも、クリニックに指示された通りの間隔で通院しましょう。

脱毛で適切な間隔を空けなかった場合の影響は?

脱毛の間隔が早すぎても、あけすぎてもあまり良い影響はありません。

間隔が早過ぎる場合、皮膚へのダメージが心配。

脱毛はレーザーを照射し熱によって毛根を破壊するため、皮膚にダメージを与えます。

短期間で施術を繰り返すと、皮膚に炎症や赤みを起こす恐れがあるのです。

また、毛が成長期に入る前に施術することになり、十分な脱毛効果を得られない可能性があります。

間隔が空き過ぎる場合、毛が退行期に入ってしまう。

脱毛の間隔が空けすぎると、毛が退行期に入ってしまいます。

脱毛に用いるレーザーは成長期の毛のメラニン色素に対して反応し、熱を発して毛根にダメージを与えるもの。

成長期の毛はメラニン色素が多く含まれるため、高い効果を発揮できるのです。

しかし、脱毛間隔が空きすぎると成長期だった毛が退行期に移行し、メラニン色素が少なくなることでレーザーが反応しにくくなってしまい脱毛効果が減少します。

毛周期に合わせて効率的な医療脱毛を進めるポイント

医療脱毛を効率的に進めるためには、毛周期に合わせることが大切です。

ここでは医療脱毛の効果を十分に得るためのポイントを6つご紹介しているので、参考にしてみてください。

  • 脱毛を始めるタイミングを見極める
  • クリニックの脱毛機の種類を確認する
  • 毛周期に合わせて施術を予約する
  • 毛周期が乱れたり肌荒れしないよう生活習慣を整える
  • 日焼け対策と保湿ケアを徹底する
  • 脱毛前は電気シェーバーで優しく自己処理する

脱毛を始めるタイミングを見極める

脱毛を始めるタイミングは毛周期を見極めてベストなタイミングで施術を行うことが理想的です。

成長期の毛が見極められれば、効率的に脱毛ができるでしょう。

しかし、残念ながら成長期の毛を見た目で判別することは難しいため、成長期の毛をピンポイントで狙うことは困難と言えます。

成長期の毛の割合は、ムダ毛全体の約20%ほどで、大部分は退行期と休止期の毛です。

つまり、1回の脱毛でアプローチできる成長期の毛は20%ほど。

成長期のタイミングを見極めるちょっとしたコツとしては、処理をした後にチクチクと伸びてくるムダ毛は成長期である可能性が高いということです。※成長期ではない可能性もあります。

クリニックの脱毛機の種類を確認する

クリニックによって導入している脱毛機の種類は異なります。

代表的なものにはアレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー、ダイオードレーザーなどがあり、それぞれのレーザーで効果はさまざま。

自分の肌質や毛質に適した脱毛機を導入しているクリニックを選ぶことで、より効果的な脱毛を受けることができます。

クリニックの公式ホームページで脱毛機の種類を確認したり、無料カウンセリングで自分に合う脱毛機があるかどうかを確認したりすると良いでしょう。

毛周期に合わせて施術を予約する

脱毛は毛周期に合わせて施術を行うことで高い効果を発揮するので、予約もなるべく毛周期に合わせることをオススメします。

どれくらいの間隔で施術を行うのがベストかクリニック側が計画をたててアドバイスしてくれるので、指示に従って予約を入れると良いですよ。

仕事や学業、家庭の事情などで多忙な方も少なくないと思いますが、できるだけ少ない回数で脱毛を完了させるためには、クリニックの指示に従い毛周期に合わせて予約をすることが大切です。

毛周期が乱れたり肌荒れしないよう生活習慣を整える

睡眠不足、ストレス、運動不足など不規則な生活習慣は毛周期や肌に悪影響を与え、毛周期が乱れたり肌荒れを起こしたりする原因になります。

毛周期が乱れたり皮膚が荒れたりしていると、脱毛効果が十分に得られないことがありますし、肌荒れの程度によっては施術そのものが受けられない場合もあるので要注意。

健康的な食事、十分な睡眠、適度な運動などバランスの取れた生活習慣、スキンケアを行い、毛周期の乱れや肌荒れを予防しましょう。

日焼け対策と保湿ケアを徹底する

日焼けをすると皮膚にメラニン色素が作られ、肌のトーンが暗くなります。

レーザーはメラニン色素に反応し熱を発するため、日焼けした肌は火傷のリスクが高くなるのです。

火傷をしないためにレーザー出力を低くして施術を行う場合がありますが、出力が低くなるとその分脱毛効果が減少します。

脱毛に通っている期間は、日焼け対策を徹底し日焼けをしないように気を付けることが大切です。

日傘、UVカットの帽子や服、日焼け止めなどを併用するのがおすすめですよ。

また、肌の乾燥や肌荒れは脱毛施術による皮膚へのダメージで症状が悪化したり、施術時の痛みが増したりする場合があるので、日頃から保湿ケアをし肌のバリア機能を守りましょう。

脱毛前は電気シェーバーで優しく自己処理する

脱毛前はムダ毛を自己処理するようにクリニックから指示される場合がほとんどです。

この時、自己処理に使用するアイテムは電気シェーバーやカミソリを使います。

毛抜きやワックスはレーザーを照射したい毛根ごと抜いてしまうため、使用しないようにしてください。

剃り残しがあると施術時にシェービングの追加料金が発生する場合があるので、鏡でよく確認しながら処理しましょう。※追加料金の有無はクリニックによって異なります。

毛周期と効果的な脱毛に関するよくある質問

毛周期を自分で調べられる方法はある?

毛周期を自分で調べる方法は、残念ながらありません。

毛穴から伸びている毛には成長期と退行期の毛が混在しており、見た目で毛周期を調べることはほぼ不可能です。

毛周期を無視して脱毛はできる?

毛周期を無視して脱毛をしても、効果が薄いどころか、無駄になってしまう可能性があります。

脱毛を早く終わらせたくても、毛周期を無視せずクリニックの指示に従い施術を受けることが一番早く脱毛を終わらせる方法ですよ。

すでに脱毛間隔を間違えているときはどうすれば良い?

もし早すぎる間隔で通っていた場合でも、間隔を空けすぎていた場合でも、次の施術から1~3ヶ月の間隔を空けて施術を受けましょう。

全ての毛にレーザーを一通り当てられるまで1~3ヶ月の間隔を守り、毛が生えそろうまでの期間が長くなってきたら、施術間隔をより長くとるようにしましょう。

毛周期に合わせて正しい間隔で脱毛に通っているのに効果が出ないのはなぜ?

「レーザー照射の出力が合っていない」「脱毛中の自己処理方法が間違っている」などの原因が考えられます。

レーザー照射の出力はクリニックが適切にコントロールしていますが、効果がいまいち感じられない場合は、気軽に相談しましょう。

もし施術前の自己処理に毛抜きや脱毛ワックスを使用している場合は、レーザー照射するべき毛根が一時的になくなってしまうため、医療脱毛の効果が出にくくなってしまうため、自己処理には電気シェーバーやカミソリを使用してください。

クリニックによって推奨される間隔が違うのはどうして?

脱毛には熱破壊式脱毛と蓄熱式脱毛の2種類の脱毛方法があるためです。

熱破壊式の場合は2~3ヶ月間隔で、皮膚への負担は大きいですが、短期間で脱毛効果を期待できます。

蓄熱式の場合は最短1週間~2週間間隔で、成長期以外の毛にも作用するため、脱毛間隔が短くなっています。

部位によって毛周期が違うなら1か月に1回の脱毛はダメ?

成長期の毛に照射しないと十分な効果が得られないため、1ヶ月に1回脱毛施術を受けても効果を実感しにくいです。

毛周期には成長期・退行期・休止期の3つの期間があり、2~3ヶ月のサイクルを繰り返しています。

成長期の毛にはメラニン色素が最も多く含まれるのですが、レーザーはメラニン色素に反応し熱を発して毛根を破壊するため、成長期の毛に対し高い効果を発揮するのです。

1ヶ月に1回の施術はメラニン色素が少ない退行期や休止期のタイミングと被り、「施術をしたのに脱毛効果を感じられない」という結果になりかねません。

毛周期を知って正しい間隔で効果的な脱毛を!

今回は、毛周期について詳しくご紹介させていただきました。

毛周期に合わせた正しい間隔で脱毛を行えば、効率的かつ効果的に脱毛を進めていくことができます。

この記事で解説している毛周期やベストな脱毛タイミング、効率的に医療脱毛を進めるポイントを参考にしていただき、ツルツルのお肌を目指してくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

レディアス美容クリニック恵比寿

当院では、お一人おひとりの肌のお悩みに寄り添ったオーダーメイドの治療を提供しています。 最初に画像診断機によって肌悩みの原因を分析し、肌の状態を正確に診断。 肌の外からは複数の機器と注入治療、肌の内からは美容点滴や内服薬投与、 ご自宅ではサプリメントやドクターズコスメの使用と、さまざまな治療を複合的に組み合わせています。

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