医療脱毛は5回で終わる？10回でも効果がなく終わらないケースもある？

医療脱毛は5回で終わる？何回でツルツルになる？

では、医療脱毛はそもそも5回で終わるのでしょうか？

自己処理をせずにうぶ毛までツルツルを目指すなら、何回医療脱毛を受ければ良いのでしょうか。

個人差はありますが、具体的にどのような変化があるのかを詳しく解説していきます。

• 医療脱毛5回はムダ毛のお手入れが楽になる・定期的な自己処理が不要になる
• 医療脱毛5回後も、うぶ毛は生えてくる
• うぶ毛までツルツルにするには8回以上は必要

5回の医療脱毛はムダ毛のお手入れが楽になる・定期的な自己処理が不要になる

5回の医療脱毛は、全体的に毛量が減り、自己処理の負担が軽減される程度の効果を実感できる場合が多いです。

目指していたツルツルの状態を実感できる人もいますが、ほとんどの場合は毛量が減り、自己処理の回数が減る程度。

ただ、毛量が減り自己処理が楽になりますから、医療脱毛の目標が「自己処理を楽にしたい」という方の場合は、この時点で満足のいく結果を得られるでしょう。

毛量が減るとムダ毛処理する際の皮膚への負担が減り、肌荒れを予防することができますし、処理の手間が減るので、ムダ毛によるストレスを減らせます。

5回の医療脱毛後も、うぶ毛は生えてくる

医療脱毛を5回受けても、うぶ毛が生えてくることがあります。

うぶ毛は毛が細く色も薄いため、レーザーがうまく反応しない可能性があるのです。

レーザーは黒い色素に反応して熱を発し毛根を破壊するため、うぶ毛の色や太さによっては処理しきれず、再び毛根が再生し生えてくるようになってしまいます。

うぶ毛も生えないツルツルのお肌を目指すなら、医療脱毛を5回以上受け、うぶ毛が再び生えないように対策することが大切です。

うぶ毛までツルツルにするには8回以上は必要

医療脱毛は5回の施術でムダ毛が減少し自己処理の頻度が大幅に減りますが、うぶ毛までツルツルに除去するためには、さらに追加の施術が必要です。

うぶ毛は毛の色が薄く細いため、処理しきれないうぶ毛をほぼ完全に除去するためには、8回以上施術を受けて繰り返しレーザーを照射し、徹底的に処理をする必要があります。

うぶ毛まで全て除去することができたら、化粧ノリはグッと良くなりますし、うぶ毛による毛穴の黒ずみも目立たなくなりますよ。

医療脱毛の目標に「化粧ノリの改善」「うぶ毛による毛穴の黒ずみ改善」がある方は、8回以上の施術をおすすめします。

もちろん脱毛をする部位によっても満足度は変わってくるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

部位別の必要な医療脱毛の回数を解説

医療脱毛は全身どの部位でも同じ回数で完了するわけではありません。

体の場所によって少ない回数で済む場合もあれば、繰り返し施術する必要がある部位もあるので、それぞれの平均的な回数を以下の表にまとめました。

解説もありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

• 顔は産毛が多く時間がかかるため8回が目安
• ワキは濃い毛のため効果が出やすいので5回が目安
• 腕や脚も毛が濃くレーザーに反応しやすいので5回が目安
• お腹や背中は範囲が広く産毛が多いため8回が目安
• VIOは薄く整える程度なら5回、ツルツルにするなら10回が目安

顔は産毛が多く時間がかかるため8回が目安

レーザーは黒い色素に反応し熱を発して毛根を破壊するため、色の薄いうぶ毛が多い顔は脱毛効果が明確に現れにくい部位です。

比較的レーザーが反応しやすい太めの毛が生える鼻下やアゴは効果を実感しやすいですが、頬やおでこなどうぶ毛が多い部位は、8回は施術を受ける必要があります。

顔の脱毛は毛の処理が不要になるほか、毛穴の引き締めやメイクノリが良くなる、ニキビ予防などに繋がるので、脱毛が完了した際には肌全体の調子が良くなり満足される方が多いですよ。

ワキは濃い毛のため効果が出やすいので5回が目安

ワキ脱毛は比較的効果が出やすく、5回ほどの施術が目安です。

濃い毛はレーザーが反応しやすく、毛根に効果的にアプローチできるため、ムダ毛を減らすことができます。

5回の施術でほとんどムダ毛が目立たなくなり、自己処理の必要もほとんどいらなくなっているでしょう。

ただ、脇の黒ずみや肌トラブルにより施術が難しい場合や、レーザーの出力を下げる必要がある場合は、回数が多くなる可能性があります。

腕や脚も毛が濃くレーザーに反応しやすいので5回が目安

腕や脚も毛が濃くレーザーが反応しやすいので、5回ほどの施術で効果を実感できる場合が多いでしょう。

ワキよりも広範囲を施術するので、ワキ脱毛よりも施術時間が多少長くなりますが、脱毛回数は同じです。

ただ、腕や脚は日焼けをしやすい部位なので、日焼けや乾燥により肌ダメージがあると施術を受けられない可能性があるので要注意。

日頃から日焼け止めや日傘、衣服などで日焼け対策をするようにしましょう。

冬場は乾燥をしやすい部分になるのでボディクリームなどで保湿をしっかりしておくのも大切です。

お腹や背中は範囲が広く産毛が多いため8回が目安

お腹や背中はうぶ毛が多い上、広範囲なので8回程度の施術が必要になります。

背中はスキンケアがしにくい部位で、自分でも知らない間に乾燥や肌荒れが起きていることがあり施術が受けられない場合も。

そうなると施術回数が増えたり、期間が延びてしまうので、お腹や背中の脱毛を検討している場合は、背中の方までしっかりスキンケアをするよう心がけましょう。

背中のスキンケアとして、スプレータイプの化粧水や敏感肌用のボディソープがオススメです。

VIOは薄く整える程度なら5回、ツルツルにするなら10回が目安

VIOの脱毛はしたくても、ツルツルにすることに抵抗がある場合は自己処理が楽になるくらいの毛量にしたいですよね。

その場合は5回程度で毛の密度が減り、自然な形に整えられます。

一方、ツルツルにしたい場合は10回ほどの施術が必要です。

VIOは他の部位に比べて濃く根が深いため、しっかりとした結果を得るためには10回程度の施術が必要になります。

医療脱毛10回・20回で効果がなく終わらないケースはある？

医療脱毛を10回、20回受けても効果が得られない場合もあります。

「個人差」という一言で片づけられる場合もありますが、毛質とレーザーの種類が合っていなかったり、施術者の経験や技術力の問題だったりもします。

10回以上医療脱毛を受けているのに効果がない場合、他の治療法に変更したり、別のクリニックを受診するのがベストです。

次の項目では医療脱毛を5回受けても効果が実感できない理由を解説しているので、そちらを参考にしてみてください。

医療脱毛でしっかり効果を実感するためのポイント

医療脱毛でしっかり効果を実感するためには、以下の5つのポイントをおさえることが重要です。

何回医療脱毛を受けても効果がなくガッカリしたりすることがないよう、効果を実感するためのポイントをチェックしていきましょう。

• 毛周期に合わせて施術を受ける
• お肌の保湿や紫外線対策をしっかりする
• 施術前の自己処理は電気シェーバーで
• 毛抜きやワックス、除毛クリームなどで自己処理しない
• 部位ごとの毛質に合わせて脱毛機を選ぶ

毛周期に合わせて施術を受ける

毛の成長サイクルは、成長前期・成長後期・退行期・休止期の段階に分かれており、医療脱毛を行うベストなタイミングは成長期。

レーザー脱毛は成長期の毛根に最も効果的に作用するため、このタイミングを狙って施術することが効果をしっかり実感するためのポイントです。

成長期の毛は全体の20～30%程度しか存在しないため、複数回の施術を繰り返し、全ての毛根にレーザーを照射できるように調整する必要があります。

間隔を空けて定期的に施術を受けることで、毛の成長サイクルに合わせて効果的に毛を減らしていくことができますよ。

お肌の保湿や紫外線対策をしっかりする

きちんと保湿されたお肌はレーザーのエネルギーを均一に受けやすく、脱毛効果を最大限に得ることができます。

脱毛後のお肌はデリケートで、保湿を行うことでバリア機能を保ち、肌荒れを防ぐことにも繋がりますよ。

また、紫外線を浴びて日焼けすると色素沈着や炎症が起こり、レーザーを照射することが困難になることがあります。

日焼け止め、日傘、衣服などでしっかり紫外線対策し、医療脱毛の効果をきちんと受けられる状態を維持しましょう。

施術前の自己処理は電気シェーバーで

施術前の自己処理は、カミソリよりも電気シェーバーをおすすめします。

レーザーは黒い色素に反応するので毛根が残っていると効果的に働きますが、皮膚表面に出ている毛が長いと毛根までレーザーが届きにくくなるのです。

電気シェーバーは毛を短くカットしつつも毛根に負担をかけず、最適な状態で施術を受けられます。

カミソリは肌に負担がかかり、色素沈着や炎症を起こすこともあるので気を付けましょう。

毛抜きやワックス、除毛クリームなどで自己処理しない

毛抜きは毛根を取り除いてしまうため、医療脱毛のターゲットである毛根がなくなり、効果が半減してしまいます。

また、ワックスや除毛クリームはお肌に負担を与えるため、施術時に肌トラブルを引き起こすリスクが高まる恐れも。

施術前の自己処理は先ほども説明したように、電気シェーバーをおすすめします。

部位ごとの毛質に合わせて脱毛機を選ぶ

脱毛機は部位や毛質に合わせて選ぶことが重要です。

毛の細さ、肌質によって適した機械が異なるので、効率的かつ安全に脱毛効果を得るために、カウンセリングでよく相談をして最適な方法で医療脱毛を受けましょう。

例えば、うぶ毛にはダイオードレーザーやヤグレーザー、濃い毛にはアレキサンドライトレーザーなどが良いとされています。